良質の木材
かながわ県産木材を活かす
製材加工
かながわ県産材の正規流通ルートである「神奈川県森林組合連合会林業センター」より、主にスギ、ヒノキの原木を仕入れ、選別しています。
しかし、良質な木材を恒常的に得るためには、それなりの時間と手間をかけ、森林を育てなければなりません。間伐もそのひとつで、主木の生育を助けたり、採光を良くしたりするために、最適な間隔で木を伐採します。
実はその間伐された木の用途に建築用材があるのです。
市川屋では間伐によって出材したかながわ県産の丸太を製材することで、森林の保全・回復にも貢献しています。
スギ
県内で最も多く造林されている樹種。赤みがあり、木目がはっきりしています。材質が柔らかく加工が容易で柱・天井板や壁の内装材などに用いられます。
ヒノキ
スギに比べ白く、仕上げ面に美しい光沢があり、特有の芳香があります。高い耐久性・耐水湿性を持ち、土台・柱・内装などに使われます。
原木
多くの丸太から厳選します。
バンドソー
丸太の原木を各種製品に合わせて製材します。
乾燥機
乾燥機にて含水率を低下させます。
モルダー
四面自動カンナで製材品の寸法を仕上げます。
グレーティングマシーン
強度→含水率→合格印字をオリジナルラインで検品します。
職人の技で木材を活かす。
仕入れた原木は、皮剥工程を経て、バンドソーやテーブル盤で製品に合わせたサイズで切り分けられます。その後、木材を乾燥させる必要があるため、機械乾燥機では約3週間、天然乾燥では約6ヶ月程寝かせます。オーダーや納期に応じて、機械乾燥か天然乾燥を選んでいただきます。
乾燥を終えた木材は、角・面を取るモルダー加工を施し、等級別に仕分けられ、製品化前の状態に仕上げられます。最後に、グレーディングマシーンにより、含水率と強度を測定します。
この2つが木材に印字され、安心の基準が刻まれます。
不燃注入加工
お客様からお手持ちの材料をお預かりし、不燃注入加工を施します。国土交通省認定の不燃材認定品としてご利用いただけます。
ACQ加工
木材内部に防腐・防虫効果のある薬剤を加圧注入します。ヒ素やクロム化合物を含まない防腐・防虫剤なので、人体や自然に影響がありません。
造作材加工
無垢材、合板など、各種材料のモールディングを施しております。